こんにちは
安佐南区上安の理容室Dant 4 Hairの冨田です
【理容師】と【美容師】
大きな違いは
顔剃りと着付けやメイクぐらいで
やってる内容はほぼ同じような仕事です
ただ、
頭の中は大きく違っているように感じます
というのも
最近よく美容師さん達が
『働き方』について
議論しているのを見ます
その内容は
- 組織に残って大きくしていくのか
- 独立するのか
- 業務委託なのか
- フリーランスなのか
といった感じです
なぜ美容師さんが
このような『働き方』について
頻繁に議論されているのかというと
2つの理由があります
1つは雇われの身のままでは
ビックリするぐらい『安月給』だからです
朝早くから店に来て夜まで営業
その後、練習で家に帰るのは12時ぐらい
休みも少なく
その少ない休みも講習会につぶれる
そこまでやってるのに
もらえる給料は
同世代の会社員の平均年収より
めちゃめちゃ安いのです
時給にしたらひどい状況です
もう1つの理由は
終身雇用ではないということです
一部のカリスマ美容室、カリスマ美容師さんを除き
30を迎えた頃には
先のことを考えないといけなくなります
というのも
50、60歳の美容師なんて
お店の中にいても仕事はありません
そりゃそうですよね
美容室に髪を切りに行って
スタッフが50、60歳ばかりだと
変な髪にされそうで帰りたくなりますよね(笑)
なので自分のお客様は自分で集めないといけません
この2つの理由で
美容師さん達は
美容師としての働き方について
頻繁に議論をしています
では理容師はどうなのか?
仕事はほとんど美容師さんと変わらないのだから
もちろん働き方の議論をしている!
・・・
・・・
・・・
と思うじゃないですか?
残念…
なんにも考えていない人がめちゃめちゃ多い…
そんな働き方の議論なんて
ほとんど見たことたりません
「今が楽しければそれでいい」
そんな人が多いんです
はぁ…
まさしく頭の中がお花畑ですね
美容師と理容師
同じような仕事なのに
なぜこんなにも頭の中が違うのでしょうか?
僕は理容師なので
とても恥ずかしいです
20代の頃は
立派なスタイリストになるために
ガムシャラでもいいですが
30歳になった頃に
この先どうしようかと考えないのでしょうか?
40、50歳で従業員の人は
自分の置かれている環境に
悲観したり疑問を持つことはないのでしょうか?
ほんと不思議でしょうがないです
その理由を考えてみると
美容室の多くは会社組織がしっかりできているけど
理容室は会社組織があまりできていな
く
オーナー夫婦とスタッフが
家族のようになりすぎるので
居心地が良すぎて
先のことを考えなくなるんじゃないかなぁと思います
結局、店での仕事と立場を無くした理容師は
しょうがなく独立したけど
経営戦略とか無いから
すぐ店をつぶしてしまい
1000円カットに再就職…
そんな未来が見えます
何も考えないって怖いですね…
僕が独立した最後のきっかけも
今後の戦略を聞いたときに
何も出てこなくて
このまま店にいてもダメだなと思ったんですよね
僕は『理容師業界の発展のために!』
みたいなのは
1ミリも興味がありません
ですが
あまりにも
美容師さん達が議論している内容と
理容師の次元が違いすぎて心配になります
実際やってることといったら
飲み会や慰安旅行、ソフトボールにフットサルですか…(笑)
今は情報社会なので
僕が勤めていた頃とは違い
なんでも知りたいことは
簡単に手に入る時代です
そんな時代に適応して
若いうちからいろいろな動きを出している美容師
何にもやらずに
完全に取り残されている理容師
この先
理容師は大丈夫なんでしょうかね?
ふと感じたので書いてみました
まぁ何が言いたいかというと
「理容師もっとがんばれよ!!」
ということです